内容紹介
義理の家族にも、九十四番目の側妃として入った後宮でも虐げられていた令嬢・クラリーチェ。図書館で本を読むことだけを楽しみにひっそりと暮らす彼女に、ある日衝撃的な知らせがもたらされる。それはクラリーチェの『夫』である、好色王・フィリッポが亡くなったというもの。「これでようやく、後宮から解放されるわ――」国王崩御をきっかけに荒れる後宮でクラリーチェは安堵の表情を浮かべ、自らの人生を振り返っていた。脳裏に浮かぶのは、後宮入り前に出会った青年の存在。彼との再会を願うクラリーチェの前に、次代の王・エドアルドが現れて――? 再会から始まる溺愛物語、開幕! ※電子版は単行本をもとに編集しています。
レビュー1
5/52022/12/14 つばめ
どうやら続くみたいです。 虐げられていた自己肯定感の低い主人公がヒーローに見初められる事で幸せを掴む、王道のストーリーですが様々な要素が取り入れられていて中身が濃い。 サブキャラも魅力的で、それぞれの背景があって感情移入しやすかったです。