内容紹介
枕絵師・捨八の女だった八百屋お七は、火付けの罪で市中引き回しのうえ獄門に処された。残された捨八の周囲には死の匂いが漂いはじめていた。版元・蔦屋重三郎は自害し、滝沢馬琴。師匠の葛飾北斎の二人も病に倒れた捨八のもとには、閻魔大王の死者・死神が現われ、地獄へいざなう。そんな捨八への思いをいっそう募らせるお栄。やがて二人の心が通い合うようになっていくが……。単行本未収録分を加え、完全リニューアル版(全3巻)第三弾!収録作「其ノ三十 骨違い」ほか「其ノ三十一 雲古譚(うんこたん)」「其ノ三十二 蔦屋重三郎の切腹」「其ノ三十三 西瓜」「其ノ三十四 少し寂しい(前編)」「其ノ三十五 少し寂しい(後編)」「其ノ三十六 水鉄砲」「其ノ三十七 負けいくさ」「其ノ三十八 眠れ茱萸(ぐみ)の木(前編)」「其ノ三十九 眠れ茱萸(ぐみ)の木(後編)」「其ノ四十 人情噺魚屋島吉(前編)」「其ノ四十一 人情噺魚屋島吉(後編)」「其ノ四十二 名月記(前編)」「其ノ四十三 名月記(後編)」「其ノ四十四 抜け雀」の全15話を収録。
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