内容紹介
学生という生き物は、日々「わからないこと」の答えを探している。明日のテストの解答、クラス内の評判、好きなあの子が好きな人。かく言う僕・竹久優真も、とある問いに直面していた。消しゴムに書かれていた『あなたのことが好きです』について。それは憧れの文学少女・若宮雅との両想いを確信した証拠であり、しかしその恋は玉砕に終わった。つまり他の誰かが?高校に入学した春、その“勘違い”は動き出す。「ちょうどいいところにいた。ちょっと困っていたとこなんだよ」太陽少女・宗像瀬奈が拾い集めてくる学園の小さな謎たち――それらは、いくつもの恋路が絡みあう事件《ミステリー》だったんだ。
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