内容紹介
この世界で最も大きな喪失感と向き合う物語 それでも、ひとは… その消えぬ悲しみと共に生きていく。「元に戻っただけなんだ。異世界転生しようとする母親から、息子を亡くした母親に。俺は何もできない無力な男に。それなのに考えてしまう 美央さんを助けたいって」 堂原の祈り、そして美央の前に現れた僅かな光。――涙と希望の完結巻。
レビュー5
5/52024/02/26 ゆう。
一気読みしました。 ネタバレになるので多くは言えませんが、この切り口は新しい。もう涙腺崩壊しました。
5/52023/12/03 蒲焼き太郎
「私の息子が異世界転生したっぽい」この少しおとぼけた感じのタイトルからは全く想像できませんが、これは息子を事故で亡くした母親が自殺しようとしている物語です。主人公が現世で亡くなった後に異世界で活躍する物語は数あれど、現世に残された主人公の家族はどんな気持ちでいるのでしょうか。その答えの1つがこの作品であるように思います。