内容紹介
ピアノの調律の家業を継ぐため実家に戻った新(あらた)。彼女はそこで他人との交わりを拒否するかのような生き方をしている饗子(きょうこ)と出会う。響子は国際的なピアニストの娘だった。未熟な二人がピアノを通して少しずつ交流を深めていく。近づいては離れ、一瞬の理解と寄り添いに喜びを感じつつ、二人は自分の人生を生きていく。他に四季賞2021春のコンテスト四季大賞受賞作で、発表時に大きな話題を呼んだ読み切り『あさがくる』も収録。
レビュー1
5/52023/05/10 ものりす
2本の話が読めるのですが、どっちの話もすごい心理描写だった… ぽきっと心が折れた後のじくじくした痛み、それでもなんとかやっていかないといけないやるせ無さ…小さな希望と変化があってよかった 冬は好きじゃないのに冬の話してる雪国あるある、わかる