内容紹介
昭和初期、東京駅前のおだんご橋を渡った場所にある、あっこのお家でのお話。辯護士(べんごし)のお父さんと、気骨のあるお母さん、にぎやかな兄弟8人、そしてお父さんが養っている書生のお兄さん3人の大家族で暮らしていたが、戦争の兆しを受け、住んでいた家を追われ、兄たちは出征、あっこや妹のあけみは疎開など、家族がバラバラになっていく。家族と離れ離れになった幼いあっこは再び家族と一緒になれるのか――。ホラー&エッセイ作家で大人気の流水りんこが描く、実際の人物をもとにしたハートフルストーリー最終章!
レビュー2
5/52023/09/07 カフカ
りんこさんの作品はいつも大好きですが、今回のは涙が滲みました。ご飯を中心にしつつ、戦争の話を重くなりすぎないようにして書いてくださりありがとうございます。今なおフルノ家の愉快でいよう精神はりんこさん一家の中で生きてますね。 また、うちの祖母の名前も勝子でかつこちゃんを目で追ってしまいました。 また新しい作品をお待ちしております。
5/52023/08/17 まつこ
涙が出てきました。平和である事のありがたさ、命があることの素晴らしさ、家族の愛…いろんな感情が押し寄せてきました。みんなに読んでほしいです。