後宮の薫香妃

後宮の薫香妃

更新ステータス
小説・ライトノベル
作者
しそたぬき 志島とひろ
掲載誌
富士見L文庫
出版社
KADOKAWA
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内容紹介

「贖罪妃」薫香は祖先の罪を理由に後宮に幽閉されている。ある日、めったに人など訪れない自分の宮の前で宦官・黒曜が倒れていた。彼を介抱した薫香は、皇帝の赦しを得て一族の立場を回復したいと協力を頼む。一蹴されるが、薫香は黒曜の《秘密》を言い当てる。その根拠は「におい」。並外れた嗅覚に目をつけた黒曜は協力を承諾する。翌日、薫香は一躍皇后候補となっていた。皇后になれば全てが叶うはずと語る黒曜の策略だ。しかし早速試練が。薫香は、皇后を目指す曲者ぞろいの四妃の前で、香の嗅ぎ当てに挑むこととなり――。==人物紹介==薫香(くんこう)後宮に幽閉された「贖罪妃」。皇帝に祖先の罪を赦してもらうことを望んでいる。並外れた嗅覚をもつ、においマニア。黒曜(こくよう)美貌の宦官。嗅覚を失っており、薫香に探してほしい「におい」があるらしいが――。不遜な性格。東けい妃(とうけいひ) ※「けい」はくさかんむりに「惠」凛とした美しさをもつ威厳のある妃。北麗妃(ほくれいひ)武術に優れる豪胆な妃。西華妃(せいかひ)計算高く、策謀を好む妃。南貴妃(なんきひ)いちばん年若い妃。南の王家の養女。


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