内容紹介
キースとスーザンが婚約したのはホントに。でも僕は、このままキースと一緒にいていいのかどうか悩んでいる。実母のイヴリンに相談すると「いいじゃない、別に私の所に来れば。あなたの母親なのよ、私だって」と当たり前と言えば当たり前な申し出をしてくれる。そうなんだ。キースは結婚する。僕が望んだとおり。女性不信から立ち直って。「キースは始めからあなたの父親でもなんでもなかったのよ」そんな事分かってる。でもママ、僕とキースはいつだって一緒で誰よりも気の合う友達だったんだよ。僕の表情を見たママが「こんな事になるって分かってたらキースと別れた時どんな事をしてもあなたを連れて行くんだったわ」と言う。やっぱりママはママだ。全部わかっちゃうんだよね。すると、そこに突然「イヴ!! イヴだろ!? 僕だよ、トマスだ!! その子はアーウィンかい!? あの小っちゃかった」と声を掛けて来る髭面の男が現れた!? でもママは「どなたかとお間違えのようですわね、ミスター」とにっこり微笑んで僕を連れて車へ!? トマスって確かパパの名前! まだ乳飲み子だった可愛い息子と美しい新妻を捨てて中東に走ったアラビアのロレンスを気取ったアホ男…!? どうする、僕…!?
レビュー
まだレビューはありません