内容紹介
「どうかこれで全ての悪縁から解放されますように」2度目の襲撃を受けた皇后・パトリツィアは、愛人・ローズモンドを襲撃の主犯として牢に捕らえていた。今度こそ彼女を処刑台に送るべく、パトリツィアは全て逃げ道を塞いでいく。しかし、ローズモンドは罪を認めないだけでなく、皇后の座すら諦めてはいなかった‥‥‥。そんな彼女にパトリツィアは、最後の一手を突きつける。「全ては終わったということ。そう思わない?」皇后と愛人の長きに渡る争いは、ようやく終わりを迎えようとしていた――。
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