内容紹介
小国の王子であるセナは、「惹香嚢」という男でも妊娠可能な特殊な臓器を体内に有している。発情期には男を惑わす魅惑的な香りを放つため、問題が起きぬよう、たった一人で牢に隔離されるという生活を送っていた。淫売と罵られ、家族にさえ顧みられないセナだったが、ある日突然父王から「お前を、レスキア皇帝に嫁がせる」と命じられてしまう。惹香嚢持ちとはいえ、男が後宮入りした例はなく、帝国への従属の証しとして嫁いでも、殺されてしまうかもしれない――。命令には逆らえず、セナは侍従一人だけを供にレスキア帝国へと向かう。そして迎えた皇帝との初夜。発情したセナが目にしたのは……。※本作品は同タイトルの分冊版1~25巻に、書き下ろしSSとイラストを追加したものです。
レビュー1
5/52025/03/23 tomo
壮大な物語です。作者の技量の程がうかがえる。主人公のセナ、皇帝、イザクの物語。こんなファンタジーは読んだことが無い。長いお話しですが、ハマればこの世界感にどっぷりもっていかれる。小山田アミ先生の絵が登場人物の魅力を更に引き立て、次から次へと美形の登場。特にイザクは最高だ。皆さんもどっぷりハマって!