内容紹介
僕らの手には『それら』と戦う力はない。だけど。二森啓は思っていたのだ。もう自分は、いつ死んでもいい存在だと。だがもう、それは叶わなくなった――。大事な仲間を立て続けに失い、悲しみと絶望感に覆われた『ほうかごがかり』。そんな時に啓が示した明確な意思をきっかけに、『太郎さん』は隠された事実を明らかにする――「七人目の『かかり』だよ」どうやら前年から『かかり』でありながらも、ずっと役割を逃れている人物がいるという。それを知らされた啓たちは……。「…………ほんとに、あれがやってたことを引き継ぐのか?」 理不尽、そして怒り。追い込まれていく子供たちの、死を決した闘いの記録。鬼才が放つ恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”第3巻。
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