内容紹介
「私たちは、幸せになってはいけない」肉と人付き合いが苦手な長女・波留子。ミーハーなネイリストの次女・奈津子。受験と彼女のことで年相応に悩む長男・亜紀斗。閑静な住宅街にあるアパートの一室、親元を離れて暮らす彼らは、端から見れば至って普通の三姉弟だった。ある夜、奈津子の左手の薬指に嵌まる指輪を見た波留子は激昂する。長女が婚約に反対する理由は、姉弟たちの“過去”が関係していた――。『わたし、今日から「おひとりさま」』のきよね駿が新たに描く、それぞれの平穏を求めて生きる家族の物語。
レビュー1
5/52024/12/15 みんみ
壮絶なハズレ親ガチャ。猛毒親。 殺人犯の身内は辛いよね。 自分が犯した訳でもないのに肩身の狭い 思いをしなければならないなんて。 罪を憎んで人を憎まず なんて言う言葉もあるけれど実際は 通用しない場合も在るわけで。