内容紹介
『魔族化計画を皇帝が進めているのであれば、私が皇帝を倒します』 自らを悪の手先とすることで教会を正そうとしたドンガハハの手記より、自分が思う以上に教会が他国の手によって腐敗させられていることに気づかされたルシエル。今回の内乱の黒幕も、ブランジェ公国だとドンガハハは記していた。人間を魔族化させる研究を進めるブランジェ王国、そして同じ研究を行うイルマシア帝国。この世界で起きている悲劇の連鎖を止めるため、研究の実態を調査しなければならない。そう考えたルシエルは他国に乗り込むことを決意する。
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