内容紹介
初めての社交界で、田舎貴族のベルナールは『麗しの薔薇』と囁かれる伯爵令嬢アニエスのもとに挨拶に向かったが、初対面にもかかわらず冷たい目で見下されてしまう。そんな不愉快極まりない出会いから数年後、とある不祥事でアニエスの家が没落してしまう。これでもう会うことはない、そう思ったベルナールの前になぜかアニエスが現れ、またあの目を向けてきた。腹が立ったベルナールは、アニエスに「使用人として雇ってやる」と提案する。情けをかけられる気分はどうだ。そう思ったのだが、アニエスは涙ながらに提案を受け入れて――。
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