内容紹介
「運命の歯車は動き始めた。僕は君を逃がしてはあげられない」 六年前に両親を亡くし、神殿の下働きをするようになったユスティネ。現国王グラオザレの政策のせいで困窮する国を憂えていた。そんなある日、美しい男性聖職者の世話係に任命され困惑する。その男性は前国王の息子であり、グラオザレに王太子の座を追われたレオリウスだった。最初は臆していたものの、彼の穏やかな人柄に触れ、ユスティネはいつしか心惹かれるようになっていく。だが、あることをきっかけに変貌したレオリウスに純潔を奪われて――。復讐を胸に秘めた聖職者×『証』を持つ少女、逃れられぬ運命が交錯するその先は──
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