内容紹介
精霊の加護を使えない伯爵令嬢アリーチェ・マリーノ。突如、わがままな妹の代わりに水の加護を持つ公爵家に嫁ぐことに。「俺が君を愛することはないから、多くを求めぬよう」 冷酷非情と噂される公爵閣下ジョエル・フォンタナは冷たく言葉を投げかけた。ここを追い出されずに良かったと安堵したアリーチェは家令のマッテオに温室の植物の水やりと屋敷内に花を飾ってほしいと頼まれる。そんなある日、精霊の加護とは異なる魔法が使えることが判明して……!? 一方、ジョエルは心の一部の感情を切り離し完全に封印しようと動いていた。解けかけている封印にアリーチェの持つ魔法を利用しようとするのだが――。
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