内容紹介
侯爵令嬢のルチア・デ・カルデローネの母は亡くなる前、ルチアへ【悪女になる魔法】をかけていた。なぜなら母の予知には、ルチアがもしも十六歳までに特別な愛情を向けられてしまったら誕生日を迎えられずに死ぬとあったから。その予知には、腰に薔薇の痣を持つ男が深く関わってくるというのだが…。現在、ルチアは十五歳。【悪女になる魔法】は解除されたものの、予知の日までは運命に抗うため、悪女のふりをすることにした。それなのに、第二王子・ディーノには命を救ったことで熱烈な好意を持たれてしまうし、クロードは、変わらず関わろうとしてくる。しかし、このままいままで通りではいられない。なぜならクロードは『薔薇の痣を持つ男』なのだから――。
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