内容紹介
武蔵野の自然豊かな地で、「すい仙」なる古民家居酒屋を切り盛りする一升庵・女将のおせんは、料亭時代と変わらぬ食材へのこだわりに加え、粋を極める設えで「和」を貫き通していた。若き料理人・荒井、ちい女将・すもも、そして以前からの常連客で毎夜のごとく賑わう店だが、この店の誕生には《とある秘話》が隠されていた。「すい仙」は、一升庵の元板長・清二と芸妓・君香夫婦が開く予定だったが、開店を間近にしたある夜、突然すぎる出来事が……。無二の親友ともいえるおせんと君香がこだわりまくった店は、夢半ばに終わってしまうのだろうか? 大女将とおせん、清二とすももは、君香の想いが詰まった店の存続をかけて、すさまじいまでの決断をする。そして、時は流れ……「すい仙」では、《生山葵》をめぐる騒動が勃発してしまうのだが――
レビュー1
5/52024/10/24 riko
「おせん 和な女」開始以来、「おせん」終了からの空白が埋まらず、戸惑うところも多かったけれど、埋まれば悲しい物語。。。つらい。でも逞しい。そして、優しい。。。泣 少し前にふるさと納税で手を出して、いろいろ試したけど、実は、釈然としないままになっていた生山葵! 毎度、本当に勉強になります!!