内容紹介
『獅子帝の宦官長』シリーズ、待望の続編がついにスタート！ 幾度もの寵愛の夜を経て、イルハリムは皇帝ラシッドの伴侶となった。あれから二年。変わらぬ蜜月の日々を過ごすふたりの前に、妖しい美貌の王子レイファンが現れる。ラシッドの命令で後宮に王子を迎え入れたイルハリムは、少しの不安と違和感を抱きながらも宦官長として接するが……。――ある日、真昼の後宮で事件が起こる。レイファンの真の狙いはどこにあるのか。永遠を誓ったふたりを引き裂く、狼王ディオルグの存在とは。「愛しているからこそ、お側を離れるのです」 「余から離れられるとでも思っているのかッ！」 過去、戦、裏切り、情欲、愛。イルハリムの故郷であるヒヌ国を巡って、壮大な物語がいま幕をあける──。
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