内容紹介
後宮では賢さこそが美しさ。13世紀、地上最強の大帝国「モンゴル帝国」の捕虜となり、後宮に仕えることになった女・ファーティマは、当時世界最高レベルの医療技術や科学知識を誇るイランの出身。その知識と知恵を持ち、自分の才能を発揮できる世界を求めていたファーティマは、第2代皇帝・オゴタイの第6夫人でモンゴル帝国に複雑な思いを抱く女・ドレゲネと出会い、そして……!? 大帝国を揺るがす女ふたりのモンゴル後宮譚!
レビュー1
5/52024/11/25 しげき
おお。大変恥ずかしながら想像力の乏しい自分はクチュもコデンも凡庸な人物を思い浮かべてしまっていた。こうして活き活きと描かれると妄想を駆り立てられる。この先どう解釈されていくのか非常に楽しみ。