内容紹介
時は1979年。暮れの湘南海岸。「ひたすら真っ直ぐに」を合言葉に、そこらの「族」とは違う単車のチーム結成を決意した波打際高校1年生のシゲこと茂岡義重は、圧倒的スピードで白マッハを駆り「白煙の女王」と噂される海浜女子学園1年生・桃山麻子と幾度も遭遇。粗雑な扱いを受けるも山道での激走を目の当たりにし、その走りに惚れ込んだシゲはマコに単車勝負を懇願するが明確な答えはもらえず…。しかし海浜女子学園で起きた騒動をきっかけに偶然と必然が重なったふたりはさらに急接近。ラブソングの匂いをも漂わす雨中での会話の末にマコがシゲの挑戦を受諾、ついにふたりの公道レースが幕を開ける!同じ眼の色をしたティーンエイジャーたちが海岸線に集い、そして伝説のチーム誕生を迎える必見の第4巻!! カッコいいだけでは走れない。熱いだけでは手を握れない。強いだけでは集えない。大人への階段の踊り場で、夢・葛藤・友情…言葉にならない衝動を抱えまくったヤツらの想いと歴史が誕生した瞬間を描き出す『湘南爆走族』の最新作。70’s~80’sの“昭和”を背景に江口洋助ら二代目へとバトンを繋いだマコやシゲら初代を綴る、湘爆誕生40周年&吉田聡画業40周年を飾る不朽の“青春漫画”が加速度を増す!! 【湘南爆走族】ロックンロールを胸に紫の道路を駆け抜ける“湘南爆走族”江口洋助ら高校生たちの三年間を描いた吉田聡のデビュー作品。1982年に読み切りで初登場、1983年から連載開始。大ヒットを記録し累計部数は2900万部を超え社会現象を巻き起こし熱狂的なファンを生んだ。それまでの「番長」から新たな「不良」の姿を描き、そこから紡がれるハートや秀逸なギャグで後の漫画家達にも多大な影響を及ぼした不朽の名作。数多くのオマージュを生んだ事からヤンキー漫画と称される事も多いが暴走族に特化して描かれた物語ではなく、全力で三年間を過ごす高校生たちを綴った、『湘爆』は完全なる青春漫画なのである。
レビュー1
湘爆ファンとして最高だ