内容紹介
人が、一等・二等・劣等の等級で分けられる世界―――水瓶の儀式によって二等であることが判明した皇子イリクは、乳母一人を残してすべてを奪われ皇宮から追放された。皇宮での何不自由のない生活も、皇子であった自身の過去も、一等になった暁には伴侶にしようと思っていたナルエのことも忘れつつあったある日、目の前にナルエが現れた。そして現代―――イリクの記憶を持って生まれた潤井理久の前にナルエにそっくりな顔をした少年、霧生大志が現れた。前世であった出来事から大志を警戒していた理久だが、ナルエとは違い、心優しく人懐っこい性格の大志に段々と絆されていく…。解き明かされていく過去の真相、そして大志の正体は!?【フィカス】
レビュー1
5/52024/12/20 710
イリク~‼散々な目に遭ったのに、あなた…表現の仕方が違うだけで、あなたのも愛では⁉親のような深くて静かで穏やかな愛を感じるよ!ナルエに言葉で伝えてあげて‼会話が足りなさすぎて、お互いの愛が伝わらない2人。お兄ちゃん大好きッ子がイリクを手に入れたことで暴走しちゃって会話どころではなかったから仕方ないか… イリクの乳母を思う心がたまらなく切ない…皇宮追い出された後もずっと彼の側に居てくれた人だものね。