とても面白く、心に残る良い良い作品でした。
のんちゃんは元より、家族、周りの人の描き方も良かったですが、
やはり母親の、のんちゃんに対する気持ちをきめ細かく描いていたのが心に響き、一緒に心配したり、喜んだりしながら読み進みました。
出来ることなら、のんちゃん成長をもっとゆっくり見たかったのと、これから先の物語りも読んでみたいです。
読み進めれば読み進めるほど親の非常識さが垣間見えて、不快になってしまって内容が全然入ってこない…。
主人公(母)の葛藤を中心に描いていますが、マンガ全体がほんわかした雰囲気で読みやすいです。
しかしダウン症の方の特徴のひとつとして、顔つきがあります。言わずとも周囲にわかります。作中ではその表現は一切ありません。それも含めて障がいの理解だと思うのですが‥。少し違和感がありました。
2巻まで読みました。これまで、障がいを持った子が宿ってしまったら、産める覚悟は持てないかもしれないって思っていた自分の考えが、覆された漫画です。出会えて良かった。
作風が昔なので、だいぶ前の作品だと思いますが、今読んでもスッと胸に入ります。
ご主人が本当に良い人で、主役の母親もポジティブで、まぁ現実にこれだけデキた両親はなかなかいないとは思いますが、子供にイライラした時に読むと、落ち着きます。笑
出生前検査は本来、障害を事前に知って準備をしておくためのもの。命の選別のためのものではない、と聞いたことがあります。
でも、実際は難しいよね。
主人公の女性は経済的には恵まれているので子どものフォローも充分にできるけど、そうじゃない人達が障がい児を育てることが難しいと判断したって責めることはできないし。
出生前検査、私も妊娠中に受けました。
障害があるかどうかを出生前に調べる=中絶の機会を作る ってことにやはり繋がりますよね。
障害児は生まれる前に消そうなんて考え方恐ろしいですね。
漫画のダウン症の子達かわいいですが、私はまだダウン症児に会ったことがありません。学校にもいませんでした。もっと垣根をなくして触れ合えたら、根拠のない障害者はかわいそう、産まない方がいいなんて考えがなくなると思います