面白いし絵も綺麗なんだけど…なんだろう？
どんな作品でも登場人物のキャラクターは基本有閑倶楽部。
主要キャラ以外は、一条先生のタッチとまるで違う脇役たち。
シンママに娘がいるとヤングケアラーになりがちな昭和感。
立ち読みすると全巻読破してしまうのに、なんかモヤモヤ…。

5巻まであっという間に読んでしまい、ずっと考えていたのは「正しさって何だろう」ということ。博明は高校生なのに飲酒もするし、身体も売るし、好きになった相手が彼女の母親だとわかっても関係を続けるし。。でも博明含め登場人物は皆自分の感情に真っ直ぐに生きていて、そこにぐいぐい惹きつけられました。
清く正しくもないけど美しい、そんなストーリー。

言葉の表現、響きが、どれも儚く美しい。最後に出てくる『昨日のワイン』だなんて…なんてぴったり。

いやぁ、本当におもしろい！！続きよみたすぎー！満喫いこうかな