5/52024/08/08 花地蔵

この短編はお気に入りです。性別を超えた恋や愛執が最後には、ただただ美しくそして悲しく終わる。これが坂東さんの作品ですが、雪女の様に身体が冷たいのではなく心が冷たい。切なくなり何度も読み返しました。一番良かったのは、柔らかい女の肌に触れた主人公の心の変化が心を熱くします。