この巻は実興のターンかと。あのチャラボンボンが、こんなに真摯に己と向き合うとは…。そこまで導いたUTKの指導力たるや！すぐ元の実興に戻っちゃったのが惜しかったけれど笑！
とはいえ、だんだん物語が核心に近づきシリアスな場面が多くなる中、変わらぬ実興と言道先生のやりとりには癒やされました〜

一巻の内容がすごく濃い〜！雅楽もそうだけど、話し方は現代的でも衣装は本当に凝っていて、それだけでも見ていて楽しめる。そして姫さまには姫さまの苦労があるのよな。勉強になる漫画です〜！

表紙通り陵王と納曾利の番舞に焦点が置かれています。平安雅楽マニアは買って損はないかと。

作者様の絵や台詞回しが絶妙なので、当時の宴や人々の雰囲気の再現も「あさきゆめみし」のような王道古典漫画とはまた違った味わいを楽しめますよ。