5/52022/09/15 はるる

書籍を保管する程。
お勧めします。

独特な世界観。読んでいて息が詰まるほど没入し、まるで自分がその世界に存在しているかのような錯覚に陥ります。細かく描写される心情や世界の空気、ファンタジックなのに何処か身に覚えのあるリアリティ。
主人公・マツリの狂信に近い恋心はもどかしくも瑞々しく美しい表現でした。また後半になるにつれて灰色の世界が紅くなり、熱を帯びていきます。詳しくは読んでお楽しみということで