ひよこのこさんありがとう!!!!!
ちゃんと表紙を見て
それがこの本を読んだ人に言いたいことです
紙で買ったあと、最終巻を電子で買いました。ヤマシタトモコ作品とても好きなんだけど、これは群像劇っぽさ強め。
漫画のキャラってどこか素敵になっちゃうことが多いけど、普通の、本当にその辺にいそうな普通の人とか、小汚いおっちゃんとか描けるのすっごいなと思う。それでいてこれはある世界の終末なので、諦めたり、諦められなかったりする普通の人達が生活する様を見せつけられるの凄まじい。すごい漫画でした。
ハッピーエンドになり得ないとわかっていても胸を締め付けられる話でした。
1話完結と思いきや、全てが時間列バラバラで繋がってるのがすごい。
そして最後の希ちゃんの失踪の伏線をまさか表紙で回収してしまうとは、作者さんに脱帽。希ちゃんがすごーくいい顔してるのがまたいい。
これを読んだあと、恋人と触れ合えることに涙を出してしまうような、そんな漫画でした。
全三巻の短いお話だったので購入。
個人的には値段以上の価値があったと思っています。
最終話の希の願いがとても悲しく、胸を打ちました。
私たちが普段当たり前のように感じていることの大切さ、特に大切な人と一緒にいられることの有り難みを感じる作品でした。
全巻紙で購入していました。
総一郎と希の遠距離恋愛でないのに、とてもとても遠い二人の間が読んでいる側からしても苦しくて、今巻にて希が叫ぶシーンは涙なしには読めませんでした。
ほのぼのする話が多い今作ですが、時々「これが閉鎖空間で生きるということか」と感じさせられるような凄く辛い話が入ります。ただそこがヤマシタ先生の作品の良さだなと思うので、その毒が魅力的です。ぜひご一読ください。