美醜の大地の作者さんなので、冒頭から話の引き込み方に魅せられます。
しかし、美醜の大地の作者さんなだけあって読んでて内容の残酷さに心がやられます。１話目なんかでも実際あるような話が物語として描かれているのだと思うとしんどいです。ストーリー構成が短編でも読みごたえ抜群。

名誉の殺人、、
今でもイスラムの中で行われている女性に対する人権侵害…
リアルの話で嫌なこと思い出したわ

「美醜の大地」の人の作品だけあって読み応えはある。ただ全体的に救いの無い話が多く、読後の気分は良くない。一応悪者は殺されるけど、人を散々苦しめた報いにしてはサクッと死に過ぎだと感じるし。
表題作が一番読んでて辛いけど、何より胸糞なのはこういった扱いを受ける女性が世界には今でも現実に存在するのだろうということ。