羊肉が食べたくなる最終巻。
登場人物達の旅路が一抹の終わりを迎える中で今迄蓋をしていた感情が溢れてくる場面など、決して明るい話題ではないけれど。
遊牧の民の「帰れない憧れの故郷」を想う気持ちに共感してしまう人もいるのでは。

作中に生きる人物として紡がれる言葉にはそのまま人生訓になりそうな血の通った思いがあります。
ジャンヌの台詞「賢しく情報を秘匿したまま人を諭そうとするな」もその一つ。

全3巻、Mr.モーニングから続いているので知ってる方がキャラの背景がより分かって楽しいです。

生き方について考えさせられる最終巻。

本編はほのぼの機関車乗務員ストーリーから
戦争ネタが入ってくるので苦手な人は要注意

悪とか善とか簡単に白黒つけられない
複雑な思いがキャラの成長と共に描かれています。