東日本大震災とその後の復興を扱った短編集ですが、命に関わる重い話はありません。
暮らしに楽しみを見つけ使命を見つけ、夢も持ち前を向いて暮らす人々の日常を描いたマンガばかりでしたので、気負わずに読めました。
供養のために石巻に移住してきたお坊さんのマンガが良かったです。

石巻生まれの自分としては、読んでいて涙があふれてきました。震災の後、なんとか手伝えることがないかと思い4月に一人で向かいました。夜中に向かったのですが、信号やコンビニ、販売機等電気がなく暗い状況。漫画館も中洲にありひどい状態だったのは覚えております。
日が昇ったあとに市役所やら親戚の家に物資を運んで戻りましたが、テレビではわからない情報も多々あり、そこで生活するみんなの強さに驚きました。