刀剣の専門書のお話…涙が出ました。美しさにこだわって本を作ってる人達がいるなんて考えたことなかった。当たり前に手に取ってる本、たくさんのこだわりや試作があってたくさんの人が関わって本になっている。本は作者だけが作るものじゃなかったんだと、当たり前なのに気づかなかった。

沢山の神様のような職人さんたちが腕を磨き、努力し続けて出版業界を支え、発展させて来たのだなぁと胸が熱くなりました。紙媒体が大好きなので、良い本は買って応援しなきゃ！！と改めて思いました。そして中田君のトラウマの心理描写の素晴らしさに圧巻。栗山さんが隣にいて良かったな。一度闇落ちしそうになった栗山さんが立派に漫画家になり中田君を支えているのも見るたびに泣ける。中田君、虹を掴んで欲しいです。

またまた知らない世界を垣間見ることができました。実は「閉じた状態で本棚にある時間の方が長い」って盲点というか。ついつい読者がページを開いたときのトキメキを考えがちでしたが、いつ読み返しても安心して読める状態の品質を維持するべく、製作サイドは考えてつくっておられたのだと脱帽でした。一話一話緩急織り交ぜた話で、どのキャラも成長してて、読むたびに一緒に頑張っているような高揚感が湧いてきます！大好き！