新刊を楽しみにしている、大切な作品です。

うわ、なんかまたやばい漫画を見つけてしまった、、、レビューも見てたし最初は依知（というか女性目線）の生活を通して女性の生きづらさみたいなのを描いた漫画なのかなって思ってたけどまさかのそれだけじゃない！パラレルワールドみたいな感じなのかな？？この世界特有の霧現象とか内部生・外部生の概念とかも気になる～～～とりあえずおもしろい！

日本において女性性で生きるということを可視化している作品を、買って支えたいと思い購入。
しかしラスト・・・内部生、外部生の意味合いに引っかかるところはあったけれどこういう展開とは。面白いけどちょっと乗っけすぎな感もあり、次巻買うかは悩みます。

ラストが…！
これからどんな展開になっていくんだろう。楽しみ。
そして何より絵がとても綺麗です。

こうして女性視点での常に見えないようにしてきた日常的な戦いがおおやけになるのは嬉しい。そこまでしなくてもや、自意識過剰なんて男性は良く軽はずみに言うけど、全然そんなことない。家に帰ればすぐに鍵を閉めてチェーンをかける。ウーバーイーツは男性の名前を登録する。こういう些細な自衛が自分の安心できる生活を守ってる。そういう意味ではこの漫画に出てくる男性と一緒とも言える。安心して生きていきたいだけ。

街を歩いてるだけで勝手に声をかけられたり、無視をすれば勝手に文句を言われて、好きな格好もできなくなって、好きな場所にも行けない。
気をつけても気をつけすぎなことはなくて、
何か起これば、そんな服を着てるから、そんな時間に出歩くから、もう少し気をつけなさいと言われる。
自分のことだけ考えて生きていくのでは足りないって大変だよね。

対談で高野先生の"自分が社会的に属している性が蔑ろにされていることが多くて"という言葉がズシンときて購入。男の人は、男にも生きづらさはあるというが、それが身の危険を感じることへの結びつきにつながることはどれほどあるのだろう。男性もこの本をとり、女性の生きづらさを少しでも理解してくれればと思う。あとADHD気味の彼のことも、理解していける社会になってほしい。