病室のフルネームを見せることで、アンリたちはその関係性を貫いてそれでもずっとそばにいたって事を表すのすごいな…
それぞれの形をこんなに深く描いて、綺麗に終わらせたのすごすぎる。
アンリとエイジの関係は一般的な恋人や夫婦とは違うけど、紙切れ一枚で繋がる夫婦よりももっともっと深く強いものだったんだろうなぁ。
エイジ推しとしてはエイジが幸せな人生を送れたんだろうと思える終わり方でとてもよかった。

最後の英二とアンリが1番泣けた

男女2人が想い合った時の王道の幸せを辿った2人の人生と、新しいカタチの幸せを辿った2人の人生を、こんなにも対照的な恋人（？）同士を傍に描いてストンとハマるお話しで魅せてくれた事が凄い。
人生は本当に、縦にも横にも斜めにもジグザグで…全く想い描いてた未来とは違う事ばかりが起こるけど、それでも「今」の幸せをきちんと幸せと感じられている。
読了してみて…姿勢を正して前を向ける、そんな作品でした。

恋人同士になることがゴールでもなく、結婚・出産・育児がゴールでもなく……、彼ら彼女らの人生を垣間見させてもらいました。
よもやチンアナゴに泣かされるとは思いもしませんでした。

恋愛において向き合って行くことの大切さがわかる漫画でした！
それぞれの愛の形があって、特に最後のアンリと英二のお話は胸がギュッとなりましたが、2人の愛の形がリアルでとても素敵なお話しでした。
それぞれが幸せになれてとても良かったです！

きれいに終わりましたね。
きれい過ぎるくらい。
でも満足です。