5/52024/12/16 たこつぶ

読み終わるまでに何度怖いと口走ったことか
エロティックサスペンスを1番感じられた巻
ちまたにあふれるただエロいだけの本ではない
どこか哲学的な問答が含まれていて考えさせられる
蓮とリラの関係は想像とは全く違う意外な結末
彼女は本当にファム・ファタールなのか、あるいは慈悲深い菩薩なのか...読者さえも翻弄される一冊
厨子王が千代を見上げた瞬間、庭で話す二人、土下座など心に来るものばかり