内容紹介
島耕作、34歳。新肩書、課長。出世にあくせくする気もないが、新しい椅子の座り心地はなかなか悪くない。島の所属する宣伝部の情報が、ライバル会社に漏れていた。それは、派閥絡みの社内政略にまで発展し、島は渦中に巻き込まれている自分を知る。さらに、浮気相手とタカをくくった女たちもあなどれない…スーパーサラリーマンのサクセスストーリーはここから始まった!!
コメント 9
2024/05/03 えりみ
この頃は破竹の出世など構想にも入っていなかったであろう
2023/10/22 未設定
昭和50年代から連載が続き、日本のサラリーマンの最高の成功者であり、人格者であるかのように描かれている主人公だけど、まともな常識を持った平成・令和の大人が、これを最初から読むと、いかにこの男がたまたまの幸運と下半身だけでのし上がったかがわかる。社内恋愛、夜の町でモノにした女性は平気で、敵に交換条件として差し出す、盟友でも失脚すれば無視。いまや日本の経済の中枢にいる男の正体はこうだと知るのによい作品