内容紹介
「私の味方は私だけ。自分の身は自分で守ってみせる!」 この悪役の巣窟でなんとか生き残り、成人したらこの家を出る計画だった。ところが……。「欲しいものがあれば、なんでも言いなさい」 「私のこともお姉さまって呼べば?お父さまのことはそう呼ぶのに、私は公女さまだなんて気に入らないわ」 「あなたってなんでもできるのね!」 言葉を発するたびに笑みを浮かべる父・アイバンに、冷たいようで面倒を見てくれる姉・イザベラ、そしてプレディアの器用さにハートを撃ち抜かれた母・キャサリン……。「あれ?もしかして…逃げ出す必要ないかも?」