内容紹介
モノの価値を決める“真贋”は、誰によって、どのように定められるのか――日本の古美術も数多く所蔵するアメリカ・ボストンのアストン美術館。とある美術商の娘・上杉玲奈(うえすぎれな)が鑑定に持ち込んだのは初出とされる「坂本龍馬の手紙」だった。高額買取者を探す玲奈は、アストン美術館のほかにも帝都大学教授や龍馬ゆかりの京都の寺にも持ち込んでいた。その3者全員が出した買取条件は、偶然にも若き店主・佐古了が営む京都髑髏町・佐古質店の「裏折紙」。はたして、佐古質店に持ち込まれた「坂本龍馬の手紙」の真贋の行方は――!?京都髑髏町を舞台に、真贋を極めるミステリーがここに始まる。
コメント 15
2024/07/15 Raku
坂本龍馬は某小説のせいで大変過大評価されてるってのが今の史実での解釈なんで、多分龍馬もあの世で迷惑被ってる思います
2024/04/02 りんご
ボストン美術館の事だと思うのだけど手紙は見れる(鑑定)のかな???