内容紹介
遊牧民の娘として生まれたサイェは、父によって皇帝・スルターンに差し出されハレムで暮らすことに。 まだ、幼かったサイェはスルターンに呼ばれることはなく、息を殺して暮らしている間に人々から忘れ去られていった。 そして11年の歳月が経ったある日、彼女はスルターンの目に留まってしまい、ついに寝室に呼ばれることになる。 しかし、そこに第九皇子・カイネルが反逆を起こしたとの知らせが。 生き残ったサイェの傷の手当てをするカイネルに、なぜ自分にこんなことをするのかと尋ねるサイェだったが…… 「私に抱かれれば疑問が解けるのではないですか?」