内容紹介
父・辻輝樹の贈賄事件を暴きだし、放映することに成功した千香子。しかし娘として父を警察の手から守るため、苦悩の末に証拠映像を全て燃やしてしまう。さらには工藤の陰謀で千香子の過去と家庭環境が明らかにされ、一変して批判の的となる。その矢先、スクープがもとで父が倒れ、国土開発事業団は経営の危機を迎えることに。女としてのプライドをかけた千香子の長い闘いが、ついに完結する―――。
レビュー1
5/52021/06/29 きよもり
ジャーナリズムを通じての壮大な親子ゲンカと、「女性」への偏見、そ ういうものを描く作品です。なかなか痛快。そして、子どもが親に求めるのは、結局はほめられたい、愛されたい、その一点なのだと、改めて気づかされます。 無駄なく描かれる、さまざまな人間模様、とても面白いです。人間ドラマがお好きあれば、是非呼んで頂きたいですね。