内容紹介
秘境の温泉宿・椿屋で仲居をつとめる美也(みや)さんに、見合いの話が持ち込まれた。客として来た老婦人が、彼女の働きっぷりや“気づかい”に感心して、ぜひ息子の嫁に来てほしいというのだ。かたくなに拒む美也さんだったが、それは相手が気に入らないのではなかった。彼女自身の過去、心の傷を描いた「白いお告げ」のほか、源さんが椿屋を初めて訪れた日を綴った「無実の罪」、神隠しにあった客の子供を探して、女将・冴子と思わぬ秘密を共有してしまう「隠し部屋」など10編を収録したヒューマン・ストーリー第2弾!
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