内容紹介
美しく勝ち気な太夫・朱音(あかね)には、意のままにならぬ恋などないはずだった……。【宿世(すくせ)の糸】里に残した幼い妹。書き送るのは優しい嘘。祈るのはただ、その子の幸せ……。【夢鏡】引込新造の翡翠は夢に見る。いつの日も、楼主(あなた)のそばにいることを……。【翡翠の鳥】この夏もまた華やかに、玉菊灯籠が飾られる。やりきれない胸の内など構いもせずに……。【花灯籠】表題2編に『陽炎稲妻水の月』の2編を併せた、艶やかで哀しくいとおしい、吉原花魁恋草紙――!!
レビュー1
4/52024/09/21 moch
陽炎 稲妻 水の月 の続編短編集です。 陽炎稲妻水の月が好きな人は是非!