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紫の上を都に残し、ひとり須磨に落ちた光源氏を待っていたものは、孤独と深い絶望感、そして紫の上に一生会えぬかもしれぬ恐怖――。葉月として現世に甦った光源氏だが、紫への恋心から葉月の体を借り、紫の生まれ変わりであるシュウを愛そうとする。一方、記憶のない時間が徐々に増えていく葉月は…!?
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