内容紹介
ドレスに刺した刺繍の数は願った幸せの数――。親友の結婚式のためにウエディングドレスを仕立てることになった市江(いちえ)。思い出されるのは洋裁店の初代であった祖母が母のために仕立てた一着のウエディングドレス。着られることのなかった祝福の服に込められた想いとは。そして、その祖母の服を飾る展示会が丸福百貨店で開催されることになり……。
レビュー1
5/52023/07/25 うおのめ
ひとりでいるのも ひとりでなくなるのも大変ね 女が生きてく息苦しさにずっと追い詰められてたんだと、自分事のことを他人事みたいに客観視できた。泣いたよ。