内容紹介
未来を担う子ども達を診察する小児科の現場は、慢性的な医師不足で危機に瀕している……新米小児科医・朝比奈伴美が勤務する土門小児科クリニックも例外ではなく、24時間体制から夜間専門に体制を変えた今も医師たちは忙しく働いている。そんな伴美の悪戦苦闘の日々を捉えた本巻では、保険未加入の親子の姿を描いた「病院へは行かない!」、転校つづきで心を閉ざしてしまった少年と伴美のふれあいを描いた「星空と少年」、以前土門小児科クリニックに勤めていた敏腕医師の娘の担当になって奮闘する伴美の姿を描いた「遠い処置室」ほか、9編のエピソードを収録。子どもたちの心に寄り添う新米小児科医・朝比奈伴美の熱い思いが詰まった1冊です。
レビュー1
5/52020/10/08 塩読み
小児科医療の内容が深い、外科や内科のヒーロー漫画ばかりの中、細かな医療背景と実情がわかり易く、丁寧に描いてある。 命の重さは同じかも知れない。 しかし、未来ある人間を、小児医療に力を入れない国は、必ず滅びる。 世間話しに来る老人を、診る必要は無い。