内容紹介
「子どもたちを守ることは、明日を守ること」。しかし未来を担う子どもたちを診察する小児科の現場は、慢性的な医師不足で危機に瀕している……新米小児科医・朝比奈伴美が勤務する土門小児科クリニックも例外ではなく、24時間体制から夜間専門に体制を変えた今も医師たちは忙しく働いている。そんな伴美の悪戦苦闘の日々を捉えた本巻では、伴美の先輩医師・牧が担当した患児の死を巡る医療裁判を取り上げた「母の日記帳」、末期の小児癌患者と伴美のやりとりを描いた「奇跡」、伴美の心の師・土門大吾元院長が亡くなってしまう「嵐の夜に」ほか9編のエピソードを収録。子どもたちの心に寄り添う新米小児科医・朝比奈伴美の熱い毎日が詰まった1冊です。
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