内容紹介
ここにロボットの残骸がある。『彼女』の名は、アイリス。正式登録名称:アイリス・レイン・アンヴレラ。ロボット研究者・アンヴレラ博士の元にいた家政婦ロボットであった。主人から家族同然に愛され、不自由なく暮らしていたはずの彼女が、何故このような姿になってしまったのか。これは彼女の精神回路(マインド・サーキット)から取り出したデータを再構築した情報──彼女が見、聴き、感じたことの……そして願っていたことの、全てである。第17回電撃小説大賞4次選考作。心に響く機械仕掛けの物語を、あなたに。
レビュー2
5/52021/11/28 玻璃(はり)
書籍でも持ってますがこちらでも購入しました。 「ロボット」という本来人間に忠実に従うだけの機械が、人によって心を与えられる。しかし人間にとってはただの「物」。どんなにロボットが訴えても人間には届かない…。そんな中でロボットの声に耳を傾け同調してくれる人もいる。心の無い冷たい機械ではなく一緒に働く同僚として見てくれたり話をしたり…。読んでいく中でとても考えさせられる素晴らしい作品でした。
5/52014/05/28 あいへい
松山剛さんのライトノベルはいわゆる『質ラノベ』と言われるジャンルに属しているらしいです 冲方丁やうえお久光や長谷敏司やらが好きな人にはお勧めです