内容紹介
火事で実家の工務店「大留」が焼け、両親をなくした若棟梁・茂次は、「どんなに時代が変わっても人に大切なものは、人情と意地だぜ」という父・留造の言葉を胸に大留再建を誓う。そこに、身寄りのないお手伝いのりつ、行き場を失った福祉施設の子供達が転がり込んできて……ひげもじゃ若棟梁の崖っぷち人生劇場幕開き――山本周五郎の名作時代小説「ちいさこべ」を望月ワールド全開で新解釈する挑戦意欲作!
レビュー7
5/52021/10/16 なかこう
ドラゴンヘッド苦手だったけど この作品で見る目がガラッと変わった。 絵の描写も相まって一見しただけじゃ分かりにくい 義理や人情や独特な台詞回しがとても巧み。 自分自身、辛くてやモヤモヤしてた時期に 読んだけど大留再建して這いあがろうと足掻く 主人公にどんどん惹き込まれた。 何度も読み返したくなる作品。
4/52018/10/10 プーチのふグラード
主人公が70年代からタイムスリップしてきたようなカッコでワロタ。