内容紹介
星の子学園――様々な事情を持つ子供たちが、親と離れて暮らす場所。陽光が燦々と降り注ぐ園の片隅に放置されたポンコツサニー。其処は彼らの遊び場であり、彼らの教室だった。『鉄コン筋クリート』『ピンポン』『GOGOモンスター』――未来、スポーツ、異界…あらゆる世界で、その体と心を躍動させる少年たちを描き続けてきた松本大洋が、自らの少年期に思いをはせつつ、その最高峰を目指す渾身の作品。
レビュー21
5/52020/08/24 3ページ!
これだけ子供の頃の感受性で見た世界を覚えていて、さらにそれを作品に表出できるというのが、信じられない。天才としか言えない。
5/52020/07/18 21歳東大生
台詞を抑え行間の風景描写を淡く描くことで、時代感と“親に捨てられた”という同じ境遇を持つ子どもたちの感傷を輪郭を与えず表現している。 それによって、70年代を体験したことがない読者でも、ありありと実感しつつ読むことができる。 超名作。 さすが天才、松本大洋。