内容紹介
いよいよ、全国大会の開催地・伊勢神宮へ。花乃、陽大、雛、楼良──この特別な地で、それぞれが乗り越えるべき試練に立ち向かっていく。何を得、何を失い、何を知って、何を思ったか。花びらが舞うように、おのおのの心に舞い降りてきたこたえとは。そして物語は、花染駅から5分のところにある、あの場所へと帰結していく── 万感胸に迫る、シリーズ完結8巻!
レビュー18
5/52024/11/07 surume
終始美しいストーリーでした 最終回の「負けた、と思った」は流れ的に楼良と花乃どっちの心情にも取れるのがすごい 楼良へのキスは彼女の真っ直ぐな心に陽大も心を動かされてだと思うなー 楼良は裏表がなくとても好きなキャラです 電車で化粧直しをすると席を外すシーン良い みんな陽大に憧れて少し離れた場所で見ているのが一番良い距離なんだろうな その中で花乃だけは違った 陽大にとって大切で特別な存在なんでしょうね
5/52024/10/16 さよこ
美しい描写と、ハルトは一体誰が好きなのか?という謎解きのような展開に引き込まれました。(少しもどかしく思いつつ、、) 最後まで読み終え、再び西行の詩に戻ってみると、この世への執着を全て失ったはずのハルトが、なぜローラを育てたのか?という謎が解ける気がしました。ハルトは花乃の笑顔という花に執着し、もう一度見たいと願っていた、、と解釈することにします。(公式見解がないため)